Name
蝉文トレイ
Makers
アマルリック・ワルターAmalric Walter
Category
Year
1920-1940年代頃
Material
パート・ド・ヴェール
Dimensions
H: 4.8 × W: 9.8 × D: 9.2 (cm)
Signature
A WALTER NANCY (手彫り)※皿表面部分、E.Royer (手彫り)※セミの装飾の背後 原型デザインを手がけた人物のサイン
Price
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アール・ヌーヴォー、アール・デコ期に活躍したガラス工芸作家アマルリック・ワルターによる立体的な蝉が装飾されたユニークな装飾トレイ。淡いブルーの羽と胴体の茶色のコンストラストが美しい仕上がりです。パート・ド・ヴェール特有の色彩豊かな作品です。サイズの割にずっしりとした重量があり、実測326g。同じパード・ド・ヴェール作家であるアルジー・ルソーの作品と比較するとがっしりと重量感のあるワルターらしい仕上がりです。

 

 

■Victor Amalric Walter (1870 – 1959) アマルリック・ワルター
1885年:14歳の時にセーブル窯の工場に門弟として入る。
1893年頃:兵役の後、セーブルのビネル通りに陶器製品のアトリエを構える。
1900年:パリ万博にてアンリ・クロが復興させたパート・ド・ヴェール技法に感銘を受ける
1903年~1914年:ドーム兄弟の工房で職人として働く
1919年:ナンシーに自らの工房を設立、重厚なガラスに写実的な彫刻が入ったパート・ド・ヴェール作品を生み出す。
1935年:工房を閉鎖
1959年:没

 

 

■パート・ド・ヴェールとは
作品の原型となる塑像を作り、それをもとに耐火石膏などで鋳型を作って、粉状に砕いたガラスに 透明のペーストを混ぜたものを型につめ、窯で焼き上げ 徐冷後、型から外し磨きをかけて仕上げる成型方法。陶磁器とガラス双方の長所を備えた中間的製法とされている。紀元前16世紀のメソポタミア地方で再生ガラス技法として 発明されたと言われていますが、1885年頃、フランス人陶芸家アンリ・クロ(1840-1907)によって再興された技法です。

 

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