ラリック社：アラス ”ARRAS” No.2 皿 直径22.5cm

1943年にラリックがデザインを手がけた「アラス」というデザインのプレートが入荷しました。麦の穂がモチーフとなっており、中央から外に向かって放射状に広がったようなデザインです。直径は22.5cmとランチプレートなどに使い勝手の良いサイズです。麦の穂のデザインはラリックの晩年でもある1940年に入ってから4種デザインされています。そのうちの一種。''ARRAS''とはフランス北部、ベルギー国境付近に位置する街の名前で2000年の歴史を持つ古い都市です。

※当作品は1947年以降に作成されたラリック社の作品です。

※在庫1客のみ

【コラム：アラスの街について】

フランス北部、アルトワとテルノワーズの丘に囲まれたアラスは、先史時代の遺跡や世界大戦の戦跡など、歴史的建造物や史跡が残る2,000 年の歴史を持つ古い都市です。また、ユネスコ世界遺産に指定されている鐘楼の周りに広がる2つの美しい広場があり、この2つの広場に沿って155軒のバロック・フランドル様式の建物が整然と並んでいます。アラスの街はハプスブルク家の統治下オランダの一部を形成していたこともあり、ベルギー北部やアムステルダムなどに似た街の雰囲気を感じられます。このように全てが同じ様式で調和が取れた広場はヨーロッパでも唯一のものだそうです。