エミール・ガレ：桜文花瓶

器型の美しい小振りな花瓶。一輪挿しに丁度良いサイズです。黄色と赤のコンビネーションの被せガラスで、エッチングによって桜のようなモチーフが描かれています。桜の花の部分は扁平な表現にならないように赤色ガラスの厚みを変え、色の濃淡を意識し、陰影が出るように赤のグラデーションで表現されています。葉のモチーフは葉脈も仔細に表現されており、ディテールの表現には目を見張るものがあります。飾る場所を選ばない絶妙のサイズ感で、手にすっぽりと収まる愛らしい器型です。