- Name
- 芝桜に木立風景 花器
- Makers
- ドーム工房Daum
- Category
- アールヌーヴォーArt Nouveau
- Year
- 1900年頃
- Material
- マーブルガラス、エッチング、エナメル彩
- Dimensions
- H: 9.3 × W: 12.8 × D: 4.1 (cm)
- Signature
- Daum Nancy/底に手彩
- Price
-
Sold out
売約済 - 新規入荷はお問合わせください 芝桜の花畑風景を描いた、ドーム工房作の花器。
意匠としては春夏秋冬の季節の移ろいを表現した「春」のシリーズに該当します。
春のシリーズの中でも特に珍しい「芝桜」のモチーフ。
鮮やかなピンク色の芝桜と木立の近景、遠景が
エッチングとエナメル彩色を用いたドーム特有の細かい描写で表現されています。
四方の書き込みも丁寧で、仮にこの花瓶を解体して4面を並列に並べたとすると、
それだけで一つの絵(作品)になるほどです。とにかくすべてにおいて抜かりのない作品。
ぺインターの腕も非常に良く、小さめの作品ながらもこれぞ「ドーム」といった秀作です。
コンディションも非常に良く、クラックやチップなどなく、修復跡も見当たりません。
春をモチーフとしたドームの代表作品でいうと、華やかなお花が咲き乱れる花畠文「プレリアル」や
桜が春の雨に流される様を描いた「風雨樹木文」シリーズが有名で、
美術館や図録、はたまた買付時にも目にする機会は多かったのですが、今回は特に珍しい芝桜のモチーフ。
以前どこかの図録で一度だけ目にしたことがあるのですが、現物を手にしたのは今回が初めてです。
コロナ禍の中、この手の秀作には買付が難航しておりましたが、久々のスマッシュヒットです。
※レターケースといわれるサイズでもあります。
追記筆跡:西野
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