- Name
- 花鳥風月文花器
- Makers
- オールドバカラBaccarat
- Category
- 装飾ガラスDecorative Glasses
- Year
- 1900年代初頭
- Material
- クリスタルガラス、タイユグラヴィール、ハンドカット(一部)、金彩、銀彩(月、鳥羽毛部分)、ブロンズ(台座)
- Dimensions
- H: 18 × W: 35.2 × D: 15.5 (cm)
- Price
-
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売約済 - 新規入荷はお問合わせください バカラ社のアール・ヌーヴォー期の逸品が入荷しました。
迫力満点のサイズで、マントルピースやテーブルのセンターピースとして、あるいはサイドボードの上に一点でドンと飾って頂けます。さながら雀が枝にとまってお月見をしているかのようなデザインで、余白を生かした左右非対称の構図は当時フランスで流行していたジャポニズムの影響が見て取れます。
タイユグラヴィールで大胆に彫り込まれた圧巻の作品ですが、画一的な彫りではなく細かに彫りの深さを変えてあるのはさすがバカラ社といったところでしょうか。特筆すべき部分としては雀の羽毛部分です。彫り込みはかなり細かく、他の部分で使われたグラインダーよりも回転盤が細かいものを使用した形跡があります。そしてもちろん花瓶の裏面にも植物の彫りが。
通常タイユグラヴィールの作品はクリアガラスのみで表現され、エナメルや金彩などの彩色が施されていない事がほとんどですが、こちらの作品には金彩と銀彩が織り交ぜて使われ、非常に珍しいです作品です。
梅の様なモチーフのブロンズ製の台座も当時のバカラ社のオリジナルで、他の形状の花瓶などにも採用されているデザインです。
※当作品の台座の裏側には型押しでバカラ社のブランドマークが押印されています。
弊社で取扱いのある花瓶で、かなり近しいモチーフを「フランソワ・ウジェーヌ・ルソー」がデザインしています。
こちらの作品にはルソーのサインこそありませんが、もしかすると彼が手がけたデザインかもしれませんね。
※タイユグラヴィール
グラインダーで通常使用される回転盤よりも大きな回転盤を使って深く掘り込みを入れ、
その後に加熱しながら磨きをかけることで光沢を生み出す技法。GB-45
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