- Name
- エグランチェ E’GLANTIER 蓋物
- Makers
- オールドバカラBaccarat
- Category
- グラスウェアGlasswares
- Year
- 1900年頃
- Material
- クリスタルガラス、赤被せガラス、エッチング(酸化腐食彫り)
- Dimensions
- H: 5.4 × W: 8.4 × D: 8.4 (cm)
- Price
- ¥120,000 (税込 ¥132,000)
バカラの「E’GLANTIER」シリーズの小振りな蓋物が入荷しました。取っ手付きの蓋物がコットンボックスと言われるのに対し、こちらのタイプはクリームボックス、パウダーボックスとして使用されていたと言われています。同シリーズの中では大本命の金赤の色ガラスの個体の入荷です。「エグランチェ」とはフランス語で野ばらの一種「犬バラ」を指します。1880年代、アール・ヌーヴォー期の全盛に作成されたバカラのアートピースで、女性のお化粧周りのお道具が多くみられ、トワレセットとして販売していた記録もあります。透明のガラス素地に金赤の色ガラスを被せ、エッチングで文様が彫り描かれています。被せの色ガラスには適度な厚みがあり、淡いピンク系の色味の仕上がりの個体です。ガラス素地部分にもバカラ特有のエッチングによるシダ植物のような地文様のテクスチャーが入っています。
作品コンディションは非常に良く、チップ、クラック、修復跡は見当たりませんし、底面に水跡や汚れも見られません。
GB-454