1900年代初頭：格子柄 4寸鉢 7客組

器ボディにハンドカットで装飾された格子柄が特徴的な鉢が7客組で入荷しました。また、格子柄の上下には雫型のカット装飾が入っており、良いアクセントになっています。ハンドカット特有のエッジの立った装飾が美しく、見込み部分にも菊の花の良いに放射状に広がるカットが施されています。大きすぎず小さすぎず絶妙のサイズ感で、先付や向付の器として活躍するサイズではないでしょうか。デザート用の器としてや、暑い季節にはお素麺用の器としてや、かき氷用の器としても活躍することでしょう。

残念ながらメーカーは判別しませんでしたが、ガラスを弾くと美しい金属音が鳴り響きますので材質はクリスタルガラだと思われます。恐らくバカラ社或いはサン・ルイ社の製造作品だと推定されます。