Name
ジャポニズム 雉文花瓶 (model-s.913)
Makers
オールドバカラBaccarat
Category
グラスウェアGlasswares
Year
1880年代~1900年代初頭
Material
クリスタルガラス、タイユグラヴィール、ハンドカット
Dimensions
H: 29 × W: 10.6 × D: 10.6 (cm)
Price
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バカラのアール・ヌーヴォー期の大作花瓶が入荷しました。極厚手のガラスに大胆なタイユグラヴィールで雉のモチーフが描かれています。4面で構成される器型には尾を立てた雉と尾を垂れた生地の2つのパターンが。まるで掛け軸から飛び出してきたような構図はジャポニズムスタイルを踏襲した図柄です。一見ざっくりとした図柄のように見えますが、細部はとても丁寧に表現されており、雉の羽毛や顔の部分はグラインダーの刃を細かいものに変えて彫り込まれています。

花瓶の器型は1916年のバカラ社のカタログに掲載されており、s.913という品番で掲載されています。当時人気のあった形状なのか、この器型は少し形状を変えたり、サイズ違いの複数のモデルが存在し、モチーフを変えてエナメル彩や金彩で彩られた花瓶も存在します。書籍:「Baccarat -Jean Louis Curtis-  Editions du Regard 」p252には同器型の花瓶が掲載されています。

弊社でも過去に同形状の花瓶の扱いがございます。

https://antique-kato.com/antique/decorative_glasses/item47737

これだけ厚手のガラスに彫り込みを入れるにはかなりの手間暇と日数がかかったことでしょう。アール・ヌーヴォー期のバカラ社の作品を象徴するかのような大作です。

 

■タイユグラヴィール:グラインダーで通常使用される回転盤よりも大きな回転盤を使って深く掘り込みを入れ、
その後に加熱しながら磨きをかけることで光沢を生み出す技法。

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