ダモン：縁金彩 鱗文グラス

金彩とハンドカットの装飾が施されたどこか渋みのあるデザインのグラス。同時期に同デザインで水差しの入荷もありました。グラス上部には25面のカット、その下には5段のエカイユと呼ばれる鱗状のカットが施されています。ガラスを弾くとクリスタルガラス特有の金属音はしませんので、器型は恐らくドーム社に発注して製造していたものと思われます。

同時期に入荷した同デザインの水差しにのみDamon & Delente の金彩サインが入っています。このサインにより1930年代頃に製造されたと考えられます

容量：約180ml程度

GC796

Damon（ダモン）
1890年代にパリで創業された、Louis Damon（ルイ・ダモン）-1860-1947-による高級ガラス工芸品店。
Daum工房やBaccarat社の認可を得た正規販売店であり、ドームやバカラの作品を自社で加飾し、Damon銘で販売をしていた。
様々なテーブルウェアのシリーズが制作されたが、サインが入っていないものも多く見られる。