- Name
- 蛇に昆虫文花瓶
- Makers
- オールドバカラBaccarat
- Category
- グラスウェアGlasswares
- Year
- 1900年代初頭
- Material
- オパルセントガラス、金彩、エナメル彩、プレス成型
- Dimensions
- H: 20.8 × W: 10.5 × D: 10.5 (cm)
- Signature
- バカラ社の商標 (作品底部裏側にプレス)
- Price
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作品の販売価格についてはお問合わせください バカラ社にしては非常に珍しく、オパルセントガラスを採用した花瓶。ユニークな形状をした一輪挿しの形状で、竹を模した植物の上部に昆虫がとまっており、それを蜷局を巻いた蛇が狙うといった描写が表現されています。器全体はプレス成型で製造され、オパルセントガラスの良い発色が出ています。昆虫は厚手のエナメル彩色と金彩で色付けされ、蛇の部分も同様に金彩とエナメル彩の仕上げ。個人的には蛇の顔部分のエナメル彩色がツボで、淡いブルーとグリーンの色使いが美しいです。
この花瓶を見つけたとき、いったいどういうデザインなんだ、、と度肝を抜かれました。普段取引のあるフランスの仕入先ではなく、たまたま通りかかった薄暗いギャラリーにこそっと展示してあって、淡い乳白のオパルセントガラスが綺麗だなーと思って手に取ってみました。最初のインスピレーションとしては「今年蛇年だから縁起物だし、おもしろいかも」。手に取ってびっくり、なんとバカラだったのです。アール・ヌーヴォー期のバカラ社の作品はこれまでも数多く取り扱いがありますが、その中でも段違いで珍しくユニークな作品です。
GB-489