- Name
- 花の刻 The Flowered Hours 置き時計
- Makers
- アルジー・ルソーG Argy Rousseau
- Category
- アールヌーヴォーArt Nouveau
- Year
- 1924年
- Material
- パートドヴェール
- Dimensions
- H: 10.7 × W: 12.5 (cm)
- Signature
- G. Argy Rousseau/右下に鋳型刻印
- Price
-
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« The Flowered Hours » 1924年
図録:G. ARGY-ROUSSEAU -GLASSWARE AS ART- Janine Bloch-Dermant 編
レゾネNo.24.31に同作品が掲載アルジー・ルソーの非常にめずらしい時計作品です。
文字盤を囲むようにガラスのフレームが取り付けられており、スクエアのシンプルな形状がアールデコの様式美を表現しています。カタログレゾネによると時計作品はわずか3パターンしか制作されていません。
水彩によるデザイン画では当初は4種類の図案が作られていたようですが、3点のみが製品化され、そのうち写真は本作しかカタログには掲載されていません。(画像参照)
少数のみの受注生産だった可能性もあり、他の花瓶などの作品よりも現存数は少ないものと思われます。「The Flowered Hours」花の刻と題された本作は、花びらが散る様子で時の流れを詩的に表現しています。草花や蝶など一貫して小さな動植物をモチーフに描き続けた、ルソーの自然主義を感じられる作品です。
デザイン画では図案が左右反転しており、花が散っていく姿が時計回りに描かれていますが、実作品では逆向きの反時計回りになっています。時が進むと散った花の姿が巻き戻り満開になる、時の流れと共に心が満たされ豊かになっていくというルソーなりの遊び心でしょうか。真意はわかりませんが、なにかメッセージを感じる表現です。時計本体は「Greenleaf & Crosby」が制作しています。1868年にアメリカ・フロリダで創業し、世界中から至高の宝飾品を集めてきた歴史あるジュエリー商です。クラシックなスタイルのローマ数字に落ち着いた金のフレームが美しい文字盤は当時のオリジナルで、ルソーのガラスにも負けない存在感を放っています。
幅は約12㎝と小ぶりなサイズでデスクやサイドボードの上にさりげなく飾っていただけます。
ガラスのフレームはパートドヴェール技法独特の半透明で淡い色彩です。光を透過して柔らかな表情を見せてくれます。
時計は手巻き式でメンテナンス後の納品となります。手巻き式のため数分の誤差は生じてきますが、時計として問題なくご使用いただけます。販売価格はお問い合わせください。
■ガブリエル・アルジー・ルソー ''GABRIEl ARGY-ROUSSEAU'' 1885-1953
1885年に生まれ、物理学や科学を学んだ後、セーブル国立陶芸学校に進む。卒業後パリ近郊に自らの窯を構え、パート・ド・ヴェール技法の研究に励む。1914年にはフランス美術サロンに初めて自らの作品を出品。1921年にアルジー・ルソー・パート・ド・ヴェール会社をパリに設立。彼の活躍はボヘミアガラスの名工「モーゼル」の4代目オーナー"Gustave Moser-Millot"抜きにして語ることは出来ず、長年にわたってビジネスパートナーとして彼を支えました。1953年、68歳没。
■パート・ド・ヴェール技法
粉状に砕いたガラスに透明のペーストを混ぜたものを型につめ、窯で焼き上げ徐冷後、型から外し磨きをかけて仕上げる成型方法。紀元前16世紀のメソポタミア地方で再生ガラス技法として発明されたと言われているが、その後途絶え、19世紀の終わりに フランスで何人かのガラス工作家が復活させた。アージ・ルソーはその第一人者として知られる。焼成される過程で細かい気泡が全体に発生し、淡く霞がかかったような独特の表情が生まれている。















