- Name
- 脚付杯「アイビー」
- Makers
- アルジー・ルソーG Argy Rousseau
- Category
- アールヌーヴォーArt Nouveau
- Year
- 1919年
- Material
- パート・ド・ヴェール
- Dimensions
- H: 10 × W: 13 (cm)
- Signature
- G. ARGY-ROUSSEAU/側部に陰刻
- Price
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作品の販売価格についてはお問合わせください アルジー・ルソーによるパート・ド・ヴェール作品。
色ガラスを砕きペースト状にして型に詰めた後、焼成される過程で細かい気泡が全体に発生し、淡く霞がかかったような独特の表情が生まれています。
図録:G. ARGY-ROUSSEAU -GLASSWARE AS ART- Janine Bloch-Dermant 編
レゾネNo.19.09に同作品が掲載
■ガブリエル・アルジー・ルソー ''GABRIEl ARGY-ROUSSEAU'' 1885-1953
1885年に生まれ、物理学や科学を学んだ後、セーブル国立陶芸学校に進む。卒業後パリ近郊に自らの窯を構え、パート・ド・ヴェール技法の研究に励む。1914年にはフランス美術サロンに初めて自らの作品を出品。1921年にアルジー・ルソー・パート・ド・ヴェール会社をパリに設立。彼の活躍はボヘミアガラスの名工「モーゼル」の4代目オーナー ''Gustave Moser-Millot抜きにして語ることは出来ず、長年にわたってビジネスパートナーとして彼を支えました。1953年 68歳没
■パート・ド・ヴェール技法
粉状に砕いたガラスに透明のペーストを混ぜたものを型につめ、窯で焼き上げ徐冷後、型から外し磨きをかけて仕上げる成型方法。紀元前16世紀のメソポタミア地方で再生ガラス技法として発明されたと言われているが、その後途絶え、19世紀の終わりに フランスで何人かのガラス工作家が復活させた。アージ・ルソーはその第一人者として知られています。焼成される過程で細かい気泡が全体に発生し、淡く霞がかかったような独特の表情が生まれている。