- Name
- アイリスにトンボ文花瓶
- Makers
- オールドバカラBaccarat
- Category
- グラスウェアGlasswares
- Year
- 1880年代~1900年代初頭
- Material
- クリスタルガラス、金彩
- Dimensions
- H: 34.3 × W: 13.6 × D: 13.6 (cm)
- Price
-
Sold out
売約済 - 新規入荷はお問合わせください バカラのアール・ヌーヴォー期に作成された花瓶が入荷しました。背の高いラッパ型の特徴ある形状のお品です。金彩のみで描かれた図柄は扁平な構図になりがちですが、当作品は盛り上げ金彩の技法を駆使し、美しい陰影が表現されています。咲き誇る一輪の大ぶりなアイリスと蜻蛉が描かれたジャポニズムスタイルの花瓶。
フランスでトンボは「ドラゴンフライ」と呼ばれ当時は不吉なモチーフや地獄からの使いなどと言われ、ポジティブな意味合いをもったモチーフではなく、あまり使われるモチーフではありませんでした。しかしアール・ヌーヴォー、アール・デコ期に活躍したガラス工芸作家(ガレ、ドーム、ラリックなど)は揃ってトンボのモチーフを取り入れています。このモチーフを取り入れたのはジャポニズムの影響であると解釈されています。日本では勝ち虫と言われ縁起の良いものとして古くから愛されたモチーフで、版画や日本工芸などでも愛された図柄をジャポニズムと解釈し、彼らは取り入れたのでしょう。
■参考文献
増刊 緑青⑧ Old Baccarat -Tableware- p33 に同型同デザインの作品が掲載
GB-128
sold