Name
蝶に草花文花瓶
Makers
エミール・ガレEmille Galle
Category
アールヌーヴォーArt Nouveau
Material
型吹き成型、月光色ガラス、金彩、エナメル彩
Dimensions
H: 28.2 × W: 23.2 × D: 23.2 (cm)
Signature
E.Galle a Nancy (作品底部にエナメル彩)
Price
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ガレによるジャポニズム、シノワズリともとれる大型の花瓶が入荷しました。意図的に残された空白部分が美しく、肉厚のエナメル彩と薄手のエナメル彩のコンビネーションで草花と蝶が軽やかに舞う様が描かれています。部分的に施された金彩が良いアクセントになった作品。型吹き成型で作られた器型はガレが得意とした型モール吹きが採用され、らせん状に捻りが加えられた独特の縞模様の仕上げ。ガラス素材は「月光色ガラス」と名付けられた淡青色のガラス素材が用いられています。この素材は1878年のパリ万博でガレが初めて発表したガラス素材で、カリを主成分としたガラスに微量の酸化コバルトを加え発色させたものです。淡いブルーの色味はさながら月光のようで、ヨーロッパ各国で「ムーンライトガラス」として人気を博しました。初期のガレ作品を代表するアイコン的な素材で、花瓶や蓋物、お皿など様々な器型で作られています。

フランスのエコール・ド・ナンシー美術館に所蔵されている作品と同型、同デザイン、同素材の花瓶です。コンディションも非常に良く、修復跡やチップ、クラックなども見当たりません。サインは作品底部にE.Galle a Nancy  とエナメル彩で入っています。近年月光色ガラスを用いた作品はアンティーク市場では希少性が非常に高く、あまり目にする機会がありませんでした。ガレの初期手の大型作品が久々の入荷です。

 

【参考文献】

Émile Gallé et le verre La collection du Musée de l’ École de Nancy,

Somog y Éditions d’A r t, Musée de l’ École de Nancy, 2004,

cat.no.116  p.97.

(1879年の作とされる同素材、同型、同モチーフの作品が掲載。)

 

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