- Name
- 薊にロレーヌ十字酒杯(B)
- Makers
- ドーム工房Daum
- Category
- アールヌーヴォーArt Nouveau
- Year
- 1906年
- Material
- 乳白がかった黄色ガラス、型吹き成型、エッチング(ジヴレ)、エナメル彩、金彩、銀彩(ロレーヌ十字)
- Dimensions
- H: 5.1 × W: 3.6 × D: 3.6 (cm)
- Signature
- Daum ロレーヌクロス Nancy/作品底部に金彩手書き
- Price
-
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薊とロレーヌ十字がモチーフになったリキュールグラスが入荷しました。この両方のモチーフは「愛国心」の表れとして使われていました。ナンシー派の作家たちが好んで使用したモチーフで、エミール・ガレもよくこのモチーフを使用していました。
この「薊」と「ロレーヌ十字」にはそれぞれ謂れがあります。
まず薊についてですが、ロレーヌ地方は18世紀までは独立国家でしたが、恵まれた交通上の位置と豊かな資源の故に、フランス、ドイツ、オーストリア各国が領有権をめぐって争っていた背景があります。それら侵略者を打ち破ったルネ2世の紋章であった薊は特別なモチーフとしてフランス国民に記憶されたことでしょう。今となってはロレーヌ地方の「県花」としても認識されています。また、薊の花言葉には「独立」や「触れないで」といった意味合いがあり、ロレーヌの自立、独立を象徴する花でもあります。
ロレーヌ十字については、普仏戦争 (1870-1871年) に敗北したフランスは、アルザス全域とロレーヌ北東部をドイツに占領されました。普仏戦争の結末はロレーヌの人々に忘れがたい屈辱を与えました。土地奪還を目指す戦いのシンボルとしてロレーヌ十字が用いられていました。
グラス胴部にはNANCY 1906の文字がエッチングと金彩によって記されており、1906年製のイヤーグラスではないかと思われます。
容量30ml程度
GA-988













